デリカD5(以下「デリカ」)のインフォメーション画面にAdBlueの残量警告が出たので補給しました。
備忘録としてやり方を書いていきます。
AdBlueとは
AdBlueとは簡単に言うとディーゼルエンジンの排ガス用添加剤。
ディーゼルエンジンが排出する有害物質とAdBlueを化学反応させて無害な物質に変換して大気に放出されるらしいです。
ここではデリカに補充する方法をメインで書いていきたいので詳しく知りたい方ははGoogle先生に聞いてみてください。
AdBlueの残量警告
デリカには16リットルのAdBlue用タンクがあり、1,000キロメートルで1リットルほど消費するみたいです。
警告が出始めた段階では「あと2,000キロメートルでAdBlueが無くなりますよー」的な表示がだったので、残量約2リッターを切ると警告が出るのかな?という感じです。
ちなみに私はデリカを新古車で購入し、勝った時の走行距離は約40キロメートルくらいでした。
そこから(確か)1万数キロ走ってから警告灯が表示され、10リッター補給しました。
今の総走行距離は3万3千キロメートル。購入時に16リッター入っていたとして、26リッターで3万キロ以上走っていることになりますね。
1リットルで1,000キロと考えると計算が合いませんが、走行状態等によって変わってくるらしいので「1万6千キロ以上走っているのに警告がなかなか出てこない!壊れているかも!」と、すぐに不安になる必要は無さそうですね。
心配なら半年点検や1年点検でメカニックの方に聞いてみる……くらいでちょうどいいかもしれません。
何リットル補給する?
AdBlueはディーラーやガソリンスタンド等でも入れてもらえるみたいですが、この記事にたどり着いた人の大半は「自分で入れて安く済ませたい!」という方が大半だと思います。
問題なのは「何リットル購入して、何リットル補給するか」だと思います。
ここで押さえておくポイントとしてはAdBlueには消費期限があるというところです。基本的に、保管している温度が低ければ低いほど良く、例えば25度以下なら2年は持つそうです。
問題なのは夏の気温で、40度では製品寿命は4か月となるみたいです。
「夏な暑い時期は2~3か月くらいだから大丈夫じゃん!」という声が聞こえてきそうですが、年間走行距離が少ない人ほどAdBlueの消費量が少ないため、2回目、3回目の夏を迎えてしまう可能性がある部分が問題なのです……。
ですので個人的におすすめの補充量は
- 年間走行距離が5,000キロ前後くらいな人→5リットル購入の5リットル補充
- 年間走行距離が10,000キロ前後くらいの人→10リットル購入の10リットル補充
- 年間走行距離が10,000キロを大きく超える人→20リットル購入の10リットル補充
このくらいが個人的なベスト補充量ですねー。
準備するもの
AdBlue
前述の量を参考にしてお好みの量を準備してください。
ちなみに私はAmazonで相原産業さんのAdBlueを20購入しました。
オイルジョッキ
私は量を計って補充しているのでオイルジョッキを使用しています。
計る必要がない量しか入れず、こぼれる心配も無いのであれば必要ないかもしれません。
ちなみにAmazonで調べてみたのですが、ロングノーズジョッキという注ぎ口が長いものもあるみたいです(早く知りたかった)。
ウエス(いらないタオルなど)
こぼれた時などに使用します。このような作業するときは準備しておくのが基本ですね。
私はコストコでまとめ買いしているマイクロファイバータオルを使用しています。
補給のしかた
前提として作業する際は車両をなるべく平行になる位置に置いて作業をしてください。
傾斜のある場所で作業を行うと噴きこぼれたり、何かを倒してしまったりと不都合が多いです。
作業はなるべく平坦な場所で行ってください。
補充口はどこにある?
デリカにAdBlueを補充する場所は、リアゲートを上げた中にあります。
リアゲートを開けてラゲッジマットをめくると、プラスチック製の板が出てきますのでそれを外してください。
タイヤ修理キットが出てくると思いますが、左側に横開きの蓋があると思います。
その蓋を開けると青い蓋の補給口が出てきます。
補充口のまわりにウエスを詰める
AdBlueがこぼれたり跳ねたりしたときに吸い取ってくれるよう巻いてます。
作業後にまとめて拭いても良いとは思いますが、私は面倒くさがりなので「ウエスを取って終わり!」な状態にしています。
補充する
では実際に補充していきます。
AdBlueをオイルジャッキに移してからデリカに入れていきます。
この際、オイルジャッキに入れすぎると、斜めにした際に零すリスクがあるので注意してください。
私は2リットル入るオイルジョッキで、約1.5リットルずつ入れています。
また、注ぐときは補充口から零さないよう狙いを定めてゆっくり注いでください。
「尿素」という名前からも想像できる通り、結構クサいです!これがこぼれて車内に充満するなんて考えたくありません。
なので自分が制御できる量を考えたうえで補充してくださいね。
補給が終わったら
自分が入れたい量を入れたら補充口をしめてください。
その時、給油口と同じように「カチカチッ」と音が2回するまでしめるのを忘れずに。しっかりしまっていないと走行中に吹き出てしまったり、揮発したものが車内に充満するなんてことも……。
その他の蓋だったりラゲッジマットだったりを元に戻して補給は完了です!
プラの蓋がうまく閉まらないときはパンク修理キットの位置を調整するといいかもしれません。
ふたを閉めたらエンジンをかけて警告表示が消えているのを確認しましょう!
後片付け
ウエスは洗うなら洗う、捨てるなら臭いが漏れない処理をしてから各市区町村の指示に従って廃棄してください。
オイルジョッキは、よ~く水ですすいでから乾燥させて片づけてください!
AdBlueを多めに買って保存する人は容器の空気をできる限り抜いてください(中の液体が漏れないように……)。
その後、直射日光の当たらない冷暗所等に保存して、補充が必要になったら補充してください。
前述した通り、保管する温度が高いとAdBlueにダメージが入ってしまいますので気を付けてください。
最後に
いかがでしたか?工程は簡単ですが、失敗すると大変なAdBlueの補充でした。
一番はお金を払ってディーラーや整備工場、ガソリンスタンド等にやってもらうのが一番ですが、チャレンジしてみるのもまたいい経験になると思います。
※自信がない人は分かっている人と一緒にチャレンジしてみてください!
以上、ここまでお読みいただきありがとうございました!
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